Quaintness Town

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無線環境から脱却した話

みなさんお久しぶりです、Saguziです。

私が長年愛用していたiMac(mid 2011)がMojaveへのアップデート対象ではなくなったので、
つい最近出たばかりのMac mini(Late 2018)を2年払いで購入しました(分割手数料無料キャンペーン中でした)。

スペックは以下の通り。

CPU : 3.2GHz 6-core Core i7
メモリ : 32GB 2666MHz DDR4 (16GB * 2)
SSD : 256GB

十年近く使う事を念頭にこのスペックにしました。
引退したiMac(mid 2011)のスペックは以下の通り。

CPU : 2.5GHz クアッドコア Intel Core i5
メモリ : 28GB 1333MHz DDR3 (8GB * 3 + 4GB)
SSD : 240GB (初期内蔵はHDD 1TB)

内蔵HDDがお亡くなりになって、SSDへ換装し爆速化。
またメモリは28GBにしておりました。

これを超えるスペックにするのが条件でしたので、
上掲のかなりハイスペック構成にしております。値段は22万円。
七年前に買ったiMac(mid 2011)が当時で15万円だった事を考えると、
まぁ相応の値段だろうと思います。


それではここからが本題です。

私はそれまで骨董品レベルのiMacを使用していました。
拡張性は以下の通り。

Thunderboltポート × 1
Mini DisplayPort出力ポートでDVI、VGA、デュアルリンクDVI接続に対応(アダプタは別売り)
FireWire 800ポート × 1(7W)
USB 2.0ポート × 4
SDXCカードスロット

はい、見事に旧式だらけです。
現在では格安のノートパソコンですらUSB 3.0/3.1なのですから、
いかに古い機種か一目瞭然です。

こんにちまで「USB 3.0/3.1」に触れた事がありませんでした。
外付けHDDは4本持っており全てUSB 3.0での接続なのですが、
大元のUSBポートが2.0なので、全く生かせていませんでした。

しかし、最新型のMac miniはUSB 3.0が2ポートとThunderbolt 3が4ポートも付いているじゃないですか!
外付けHDDたちの足枷がすべて取り払われたような感じです。

では、その無くなった足枷はどこに行ったのでしょうか?
恐らくこの問題に直面あるいは熟知している人はお察しだと思いますが、
すべて私に来ました。そう、すべてです。

USB 3.0/3.1はノイズを発生させます。とても強力な。
それは2.4GHz帯に非常に近い周波数です。具体的には2.2GHz〜2.8GHzくらい。
そして、Bluetoothは2.4GHz帯です。

答えは明白です、Bluetoothは全くと言っていいほど機能しなくなりました。
また2.4GHzを使用する(恐らく殆どの)Wi-Fiを拾えません。
それまで20件近く拾っていた近隣住宅のWi-Fiも2〜3件しか表示されません。
そしてそれらに一切繋がることはありませんでした。
テザリングiPhoneも漏れなく。


ここまで長ったらしく書きましたが、
購入して三日間私はこの事象に悩み続けました。

公式サポートに二度も電話でお世話になりました。
女性のお二方、本当にありがとうございました。

最後の方にこうアドバイスされました。
「USB 3.0ポートやThunderbolt 3につながっている周辺機器をなるべく、
 出来れば1m以上本体(Mac mini)から遠ざけてください」
ネット上で調べれば、確かにネットワークカードから1mほど離せば症状は改善されると書かれています。
しかし沢山のケーブルを一斉に1m以上離すのは困難ですし、そうも行かないものもあります。

そこで、タイトルの通り無線を使わないアナログでの接続に限定します。
それまで純正のアクセサリばっかり使っていました。
そう、Apple Magic MouseとMagic Keyboard(US)です。

誤解の無いように記載しておきます、詳細は公式サイトをご覧ください。
Apple Magic Mouse:乾電池式のワイヤレスマウス。Lightning端子で充電するのはMagic Mouse 2。
Magic Keyboard:記事作成時点で最新型のLightning端子で充電するタイプ。それまでは有線のものを使用していました。

さて、私はBluetoothを切りました。何が残るでしょうか?
答えはキーボードのみです。Magic KeyboardはLightning端子でMacと接続すれば有線と同じ挙動をします。
ただしマウスはどうしようもないので、古いiMacで使い続けます。

ではマウスはどうしましょうか。
Windows用のやMac対応を謳っているものはあまり使用したくありません。
出来ればアップル製が良い。
となれば答えは一つです。
Mighty Mouse」を中古で買えばいのです。

古参Macユーザならご存知、トラックボールのような小さい豆粒が埋め込まれているお餅のようなアレです。
Macのアクセサリとして唯一、有線のマウスになります。
中古で五千円前後で購入できますので、価格的にもお買い得。
そして、確認した限りでは現行のMojaveでも設定項目があるくらいなので、問題ないでしょう。

とても長ったらしく書きましたが、問題は「USB 3.0/3.1の問題を周知できていない」事です。
事前に知っていたら、もう少し対策していたかもしれませんし、
購入後にサポートなんか電話する必要もありませんでした。

でも、ユーザにとっては必要ない場合もあります。
有線しか使わないユーザだって中には居ます。
全く干渉しない場合もあるでしょう(1m以上離れた場所に置いていたり、完全にシールドできていたり)。

私はAmazonで安いThunderbolt 3用のビデオ入力変換器を買いました。
安物なので恐らくシールド対策などは全くされていないでしょう。

結局のところ、改善するのではなく、原点に回帰するのみです。
有線は、いいぞ。


もし電波干渉で悩んだら、電波ではなく物理に頼っても良いのでは無いでしょうか。
ネットだって無線より有線の方が早いのですし(無線は少なからず干渉するので)。
私はSoftbank Airも有線、モバイルルータもクレードルに有線接続しています。


長くなりましたが、少しでも他の方に解決策を提供できればと思います。
根本的な解決には至りません。これは規格の問題ですから。
USB 3.0/3.1が滅びない限り、2.4GHz帯の戦いは終わりません。

以上です。